RED CHECKが生まれるまで

今日は、RED CHECKが出来上がるまでについて。
赤のチェックのパンツは、
最近はホントに選べるぐらいにいっぱいありますね。
約2年前ぐらいに欲しいと思って以来、
念願叶って、やっと自分で作る事が出来ました。
トランクスでは、比較的一般的なチェック柄ですが、
まだボクサーブリーフ黎明期の初期の頃に見たのは、
Hanesだったり、Levi'sだったり、
RESTERODSだったりしたでしょうか?
当時のモデルは、赤の生地にシルクスクリーンで刷られた物でしたが、
最近はインクジェットで、どんな複雑な柄でも印刷出来る様になりました。
インクジェットと聞くと、何となく洗濯とかに弱そうな感じがしますが、
実際に見て頂ければ判りますが、下手なシルク印刷より
遙かに洗濯耐性の強いものになっています。
clairvoyanceのアンダーウェアも、この技法を使ったものですが、
ウチの様な小さなメーカーでも小ロットで作れるのが魅力なのです。
ただ、コストは決して安くないので、その分は値段に跳ね返ってしまいますが…。
試作品も作ったのですが、当初色の問題など、いろいろ悩まされました。
途中でプリントのみで確認したり、いろいろ苦労しました。
最終的は、思った色にかなり近づけられて、個人的には満足しています。
↓これが試作段階のRED CHECKです。
色もそうですが、チェックの幅が、
パソコンの画面で見ていた時とスケール感が違ってて、
製品版では、チェックの幅もかなり詰めました。

↓こちらが製品版です。
チェックの幅が変わってるのと、色が朱色に近くなってます。
マゼンタっぽい、PINK CHECKというカラーもあるのですが、
試作品は丁度、それぞれの間ぐらいの色でしょうか?
あと、赤と赤以外のバランスもかなり気を配って作ってます。
赤に対する黒っぽい部分のバランスも追求すべく、
パソコン上で、かなりシュミレーションしました。
その裏で、かなりいろんなチェックがボツになっているんですよね…。
その結果生まれたのが、このチェックなのです。

試作品はいろいろ修正の確認の為、工場に返してしまったので、
手元にありませんので、残ってた写真からで申し訳ございません。
もうちょっと判りやすい写真があれば良かったのですが…。
他にもいろいろ苦労した部分もありますが、
取り敢えず、念願叶って、
赤のチェックのアンダーウェアをリリースする事が出来ました。
ディテールのこだわりは、敢えて他社と比べて欲しいぐらいです。
印刷もツルッとした素材と合わさって、超綺麗ですよ。


バックショットのこだわりも以前書きましたが、
このアンダーウェアは、サイズさえOKなら女性にも穿いて頂く事が出来ますので、
ユニセックスでご愛用して頂けると嬉しいです。

自分で作ってみると、きっと他社さんも、
目に見えない苦労がいろいろあるんだろうなぁ…と実感した次第です…。

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